第1弾 日本三大奇祭
黒石寺蘇民祭
〜 岩手県水沢 〜

氷点下の2月に下帯(ふんどし)と
足袋姿で角燈をもち、
瑠璃壺川(山内川)で身を浄め、
五穀豊穣、厄除消除を祈願し、
蘇民袋を争奪する。





22:00 裸祭り(夏祭りまたは祈願祭り)
厄年連中、一般祈願者、善男全女が角燈をもち、瑠璃壺川(山内川)で身を浄め、
「ジャッソウ・ジョヤサ」の掛け声で、薬師寺、
妙見堂を巡り、五穀豊穣、厄除消除を祈願する。



23:30 柴燈木登 ひたきのぼり
鐘の合図で行列をつくり、腰をかがめて「イヨーイヨー」の掛け声で、
柴、たきつけ、ごま穀、塩を持って進む。
本堂前に生松割木を井桁に積み上げ火をつける。
若者たちは裸になり柴燈木の上に登って火の粉を浴びながら
山内節をうたい気勢をあげる。

午前2:00 別当登 べっとうのぼり
別当(住職)並びに蘇民袋を棒げもった総代が守護役に守られ、
ホラ貝、太鼓等を従えて進む。
薬師堂にのぼると護摩をたいて厄払いと五穀豊穣を加持祈願する。

午前4:00 鬼子登 おにごのぼり
氏子のものは、素裸水垢離をとり身を浄める。
鬼子は数え7歳の男子2名で、麻衣をつけ鬼面を逆さに背負い
丈夫な人におぶさり薬師堂をのぼる。

午前5:00頃 蘇民袋争奪戦
将軍木(かつのき)で作った小間木(蘇民将来=護符)を入れた麻袋を
俘因長(首領)の首に見立てて、裸の若者が奪いあいする。
小間木や麻袋の切りさかれたものを持っている者は、
災厄をまねがれると言われている。


参加者は一週間前から
肉、魚、乳製品、ネギ、にんにくを食べてはいけない。
また女性にも触れてはいけない。との事。